「名探偵・浅見光彦 全短編」内田康夫著

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 浅見光彦に宅配便で姫鏡台が送られてきた。差出人は「文瀬夏子」。知らない名前だ。宛先が訂正されているのに気づき、訂正前の宛先が初恋の相手である浅野夏子の姉、静香だと判明する。いぶかしく思いながら、姫鏡台をしまい込んだが、何かを見落としていると感じた浅見が、10日後、文瀬家の前を通ると、葬儀の幕がかかっている。所轄署の警部補に尋ねてみると、奥さんがトランキライザーの飲み過ぎで死んだという。その日、夫は病院の泊まり勤務だった。浅見がしまい込んだ姫鏡台を分解してみると、枠の下面にサインペンの文字が……。

 浅見光彦登場40周年を記念した短編集。単行本未収録作品も収録。

(光文社 2090円)

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