「我が子の気持ちがわからない」河本敏浩著

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 理系難関国立大学志望の高校生B君は、授業を抜け出したり、家では粗暴な振る舞いをしたりして母親を悩ませていた。東大の入試問題も解けるほど数学が得意で、興味のあることには過度に集中するが、それ以外のことは目に入らない。そのため、幼い頃から父親に暴力を受けたが、自分の行動を変えることはできなかった。

 B君のような社会的適応性の欠けた子どもに接するためには、親はそういう一連の行動が資質のなせる業であるとまず考えるべきである。子どもは自分の意思でそういう資質をもって生まれてきたのではないのだから。子どもは外で壁にぶつかったり、人に批判されたりするので、せめて家庭では子どもを温かく包み込む環境を整えるべきだ。

 17のケーススタディーで、歪んだ親子関係を修復する方法を解説する。

(鉄人社 1650円)

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