「日本の伸びしろ」出口治明著

公開日: 更新日:

 2000年に世界2位だった日本の1人当たりのGDPが、昨年は28位にまで下落したことが象徴するように、政治から経済まで現在の日本にはさまざまな欠陥があり、問題・課題が山積している。もっとも深刻なのは、低成長や人口減など個々の課題ではなく、「日本はもう何をやってもよくならない」と考えてしまうことだと著者は指摘する。この悲観こそが今の日本の最大の問題点なのだと。

 30年以上も問題・課題をためこんできた日本には改善の余地が山ほどあるが、改善点とはすなわち「伸びしろ」であり、裏を返せば飛躍するチャンスでもある。

 本書は、「高学歴社会」「女性活躍」「ダイバーシティー(多様性)」に注目して、日本が抱える問題・課題を一つ一つ解きほぐし、日本の「伸びしろ」を示す提言書。

(文藝春秋 935円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高市首相の「反社会性パーソナリティー」を精神科医が懸念…海外メディアもG7での“虚勢”をさらし上げ

  2. 2

    ドラ1候補の沖縄尚学・末吉良丞“まだ治らない左ヒジ”に日米スカウトやきもき…夏の甲子園沖縄県予選きょう23日開幕

  3. 3

    注目の集中審議で高市首相が“錯乱答弁”連発…「中傷動画」「サナエトークン」野党質問を圧殺し被害者ヅラ

  4. 4

    ドジャース指揮官は真美子夫人に言及も…2児の父となった大谷翔平に「心配のタネ」

  5. 5

    ロッキーズ菅野智之にトレード浮上! Dバックス、パドレス入りで打倒ドジャースの急先鋒になるか

  1. 6

    森保J次戦のスウェーデンを徹底予想! 相手FW陣迎える3バックは誰が? なでしこ初代監督が挙げるキーマン

  2. 7

    長尾謙杜は熱愛報道に謝罪も「問題児」扱いで“STARTO社出世レース”からドロップアウト

  3. 8

    高市内閣支持率下落の必然…衆院選の公約「消費税ゼロ」反故にする裏で進める“ゲリマンダー政治”の闇

  4. 9

    巨人橋上監督代行が見せたシビアな顔 「坂本勇人を使ったら、浦田が使えなくなっちゃう」

  5. 10

    維新の念願「都構想」は絶望的…足元見た高市首相が吉村代表に“諦めろ”と引導渡す