夏休みのオススメ本

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「去年の“応仁の乱”ブームのように、突出してコレというものはないですが、ここ数年、歴史本は安定的に売れています。また8月は終戦記念日があり、例年、戦争関係書籍の出版が増えます」

 こう言うのは、大手書店の売り場担当者。実際、書店に足を運ぶと、日本史、世界史、そして人類史までさまざまな歴史本が並んでいた。レジ近くに歴史本のコーナーを設けている店もある。

 某書店でざっと眺めただけでも、お盆休みに読みたくなるような興味津々の本がズラリ。日本史関連では、「昭和の怪物 七つの謎」(保阪正康)、「歴史と戦争」(半藤一利)、「信長はなぜ葬られたのか」(安部龍太郎)などが面白そう。世界史では、「仕事に効く教養としての『世界史』」(出口治明)、ちょいと異色だが「『民族』で読み解く世界史」(宇山卓栄)や、2016年から累計63万部のヒットのロングセラー「サピエンス全史(上・下)」(ユヴァル・ノア・ハラリ)あたりも好奇心をくすぐる。

 変わったところでは、“歴史の裏にはすべて帳簿を駆使する会計士たちがいた”として各国の隆盛や没落を帳簿の力で分析した「帳簿の世界史」(ジェイコブ・ソール)か。

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