夏休みのオススメ本

公開日: 更新日:

「去年の“応仁の乱”ブームのように、突出してコレというものはないですが、ここ数年、歴史本は安定的に売れています。また8月は終戦記念日があり、例年、戦争関係書籍の出版が増えます」

 こう言うのは、大手書店の売り場担当者。実際、書店に足を運ぶと、日本史、世界史、そして人類史までさまざまな歴史本が並んでいた。レジ近くに歴史本のコーナーを設けている店もある。

 某書店でざっと眺めただけでも、お盆休みに読みたくなるような興味津々の本がズラリ。日本史関連では、「昭和の怪物 七つの謎」(保阪正康)、「歴史と戦争」(半藤一利)、「信長はなぜ葬られたのか」(安部龍太郎)などが面白そう。世界史では、「仕事に効く教養としての『世界史』」(出口治明)、ちょいと異色だが「『民族』で読み解く世界史」(宇山卓栄)や、2016年から累計63万部のヒットのロングセラー「サピエンス全史(上・下)」(ユヴァル・ノア・ハラリ)あたりも好奇心をくすぐる。

 変わったところでは、“歴史の裏にはすべて帳簿を駆使する会計士たちがいた”として各国の隆盛や没落を帳簿の力で分析した「帳簿の世界史」(ジェイコブ・ソール)か。

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  2. 2

    マエケンは「田中将大を反面教師に」…巨人とヤクルトを蹴って楽天入りの深層

  3. 3

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  4. 4

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  5. 5

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  1. 6

    陰謀論もここまで? 美智子上皇后様をめぐりXで怪しい主張相次ぐ

  2. 7

    白木彩奈は“あの頃のガッキー”にも通じる輝きを放つ

  3. 8

    渋野日向子の今季米ツアー獲得賞金「約6933万円」の衝撃…23試合でトップ10入りたった1回

  4. 9

    12.2保険証全面切り替えで「いったん10割負担」が激増! 血税溶かすマイナトラブル“無間地獄”の愚

  5. 10

    日本相撲協会・八角理事長に聞く 貴景勝はなぜ横綱になれない? 貴乃花の元弟子だから?