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読書の達人に学ぶ編

 いつも同じような本ばかり読んでいる。話題の本を読んでもその内容を活用できない。そんな人は読書の達人の読み方に注目! あの人たちはこんな読み方をしているのだ。

 ふと出合った本に感銘を受けたときは、次にどんな本を読むかで、その世界が自分の中に根付くかどうかが決まる。84人が2冊目の本との出合い方を指南してくれるのが、「次の本へ」だ。

 例えばノンフィクション作家の鈴木遥氏は、10代半ばから、通るたびにポストの位置が移動している家などを観察していた。

 あるとき、自分と同類の赤瀬川原平の「路上観察学入門」に出合う。だが、〈路上の奇跡〉を楽しんでいるだけでは物足りない。そんなモヤモヤを抱えていたときに山と溪谷社の「東海・北陸 小さな町・小さな旅」を読み、人の営みの背後には歴史や文化、風土があると自覚した。そして、街を取材することに興味を持ち、屋根から電信柱が突き出ている不思議な家の秘密を追った作品で作家デビューすることになった。

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