著者のコラム一覧
山上たつひこ

1947年、徳島県生まれ。70年「光る風」で注目され、72年「喜劇新思想大系」でリアルな画風のギャグを確立。74年連載開始の「がきデカ」が社会的ブームに。88年から小説執筆を開始。2014年、原作を担当した「羊の木」(いがらしみきお画)が文化庁メディア芸術祭優秀賞を受賞。著書に「蝉花」「火床より出でて」「大阪弁の犬」「王子失踪す」ほか。

(38)主宰・田野の顔はまるで猩猩

公開日: 更新日:
イラスト とり・みき

 カヌー工房の見学より、劇団「カーバンクル」の稽古場を見るのが先になった。見学を頼み込んだ側が約束をすっぽかすという無礼な顛末になったので、当分は相手にしてもらえまいとあきらめていたのが、すんなりと受け入れられた。主宰者の人柄もあろうが、麦の口利きの賜物だ。

 斜面に大きな… 

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【連載】金鳳花のフール

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