「ロシア宇宙主義」ボリス・グロイス編 乗松亨平監訳 上田洋子ほか訳

公開日: 更新日:

「ロシア宇宙主義」ボリス・グロイス編 乗松亨平監訳 上田洋子ほか訳

「ロシア宇宙主義」は学説ではなく、19世紀末から20世紀初めの、ある著述者たちを指す。それは、死後の世界に対するキリスト教的な信仰が崩れ去った後、目に見える「秩序ある宇宙」を人が生きるための唯一の場所として考えた人たちである。

 ロシア宇宙主義の理論家たちは宇宙を人類が全面的に支配し、個人の不死を保証しようと呼びかけた。それを実現する手段となったのが中央集権的な世界国家である。

 ポストモダン思想のリーダー、グロイスが、「ロシア宇宙主義者」と呼ばれる人の中から、ロシアの思想家、ニコライ・フョードロヴィチ・フョードロフ(1829~1903年)ら、5人の著作を紹介する。

(河出書房新社 3960円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    メッキ剥がれた石丸旋風…「女こども」発言に批判殺到!選挙中に実像を封印した大手メディアの罪

  2. 2

    一門親方衆が口を揃える大の里の“問題” 「まずは稽古」「そのためにも稽古」「まだまだ足りない稽古」

  3. 3

    都知事選敗北の蓮舫氏が苦しい胸中を吐露 「水に落ちた犬は打て」とばかり叩くテレビ報道の醜悪

  4. 4

    東国原英夫氏は大絶賛から手のひら返し…石丸伸二氏"バッシング"を安芸高田市長時代からの支持者はどう見る?

  5. 5

    都知事選落選の蓮舫氏を「集団いじめ」…TVメディアの執拗なバッシングはいつまで続く

  1. 6

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 7

    都知事選2位の石丸伸二氏に熱狂する若者たちの姿。学ばないなあ、我々は…

  3. 8

    ソフトバンク「格差トレード」断行の真意 高卒ドラ3を放出、29歳育成選手を獲ったワケ

  4. 9

    “卓球の女王”石川佳純をどう育てたのか…父親の公久さん「怒ったことは一度もありません」

  5. 10

    松本若菜「西園寺さん」既視感満載でも好評なワケ “フジ月9”目黒蓮と松村北斗《旧ジャニがパパ役》対決の行方