「新型コロナは人工物か?」宮沢孝幸著

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「新型コロナは人工物か?」宮沢孝幸著

 ウイルス学者の著者はウイルスは生命の一部だと説く。一方でDNAは人工的に合成できる物質で生命ではないという。しかし、ウイルスの遺伝情報が入ったプラスミドDNAを化学合成して細胞の中に導入するとウイルスが飛び出てくる。物質であるDNAが「生命の場」に置かれると、ウイルスという新たな生命が誕生するのだそうだ。

 著者は、新型コロナウイルスのパンデミック当初は、ウイルスの人工説に否定的だったが、変異を繰り返し出現したオミクロン株のスパイクタンパクの配列を塩基配列レベルで分析した結果、人工ウイルスだと確信したという。

 本書は、新型コロナウイルスがウイルスを人工的に用いる技術を利用して開発され、世界中にmRNAワクチンとセットで計画された可能性を検証した衝撃の書。

(PHP研究所 1133円)

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