「新型コロナは人工物か?」宮沢孝幸著

公開日: 更新日:

「新型コロナは人工物か?」宮沢孝幸著

 ウイルス学者の著者はウイルスは生命の一部だと説く。一方でDNAは人工的に合成できる物質で生命ではないという。しかし、ウイルスの遺伝情報が入ったプラスミドDNAを化学合成して細胞の中に導入するとウイルスが飛び出てくる。物質であるDNAが「生命の場」に置かれると、ウイルスという新たな生命が誕生するのだそうだ。

 著者は、新型コロナウイルスのパンデミック当初は、ウイルスの人工説に否定的だったが、変異を繰り返し出現したオミクロン株のスパイクタンパクの配列を塩基配列レベルで分析した結果、人工ウイルスだと確信したという。

 本書は、新型コロナウイルスがウイルスを人工的に用いる技術を利用して開発され、世界中にmRNAワクチンとセットで計画された可能性を検証した衝撃の書。

(PHP研究所 1133円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  2. 2

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  3. 3

    「おまえもついて来い」星野監督は左手首骨折の俺を日本シリーズに同行させてくれた

  4. 4

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  5. 5

    巨人大ピンチ! 有原航平争奪戦は苦戦必至で投手補強「全敗」危機

  1. 6

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  2. 7

    衝撃の新事実!「公文書に佐川氏のメールはない」と財務省が赤木雅子さんに説明

  3. 8

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  4. 9

    高市首相が漫画セリフ引用し《いいから黙って全部俺に投資しろ!》 金融会合での“進撃のサナエ”に海外ドン引き

  5. 10

    日本ハムはシブチン球団から完全脱却!エスコン移転でカネも勝利もフトコロに…契約更改は大盤振る舞い連発