「匿名犯罪者」櫻井裕一、高野聖玄著

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「匿名犯罪者」櫻井裕一、高野聖玄著

 国内の組織犯罪を巡る情勢は大きな転換期にある。従来の暴力団や半グレ集団が法規制や警察の取り締まりで活動が制限される中で台頭してきたのが、社会を震撼させた「ルフィ事件」などでその存在が明らかになった匿名・流動型犯罪グループ「トクリュウ」だ。

 トクリュウは、暴力団対策法や暴力団排除条例などの法規制と、スマートフォンがもたらしたテクノロジーに最適化した組織犯罪の中の「変異体」ともいえる。彼らが手掛ける犯罪領域は、特殊詐欺や強盗から、違法な風俗営業、株式市場における仕手戦、新手のサイバー犯罪まで次々に拡大。

 本書では、実際の事件を例に、その最新の犯罪動向や国内外の匿名犯罪者グループによるサイバーリスクを専門家が解説。犯罪からどのように身を守るかを提示する。

(中央公論新社 946円)

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