「少女犯罪」家田荘子著

公開日: 更新日:

 女子少年院・榛名女子学園で自身の犯した罪と向き合う少女たちを取材した渾身のルポルタージュ。

 笑顔が魅力的な少女・真由美は、16歳年上の恋人に金をせびられ、バイト先で従業員の財布を盗んだ窃盗の罪で送られてきた。小学生のころから万引を繰り返し、捕まっては何度も母親を泣かせてきた。そのたびにやめようと思うのだが、やめられなかったという。学園に長期収容されるまでの経緯を聞き出しながら、その心の奥に眠っていた両親から愛されたかったという思いを聞き出す。

 その他、いじめから非行に走り、中学1年で援助交際を始めた薫など5人の少女たちの姿から、現代の家庭や社会が抱える問題が浮かび上がる。(ポプラ社 800円+税)


最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    萩本欽一(11)ひとりぼっち寂しく貧乏飯を食べながら「先生も同級生もバカだな」と思うことにした

  2. 2

    「男なら…」ヤクルト1位・村上宗隆を育てた父親の教育観

  3. 3

    社民・福島瑞穂代表と高市首相が35年前に共感しあっていた仰天「濃厚セックス対談」の中身

  4. 4

    大食いタレント高橋ちなりさん死去…元フードファイターが明かした壮絶な摂食障害告白ブログが話題

  5. 5

    ゾンビたばこ羽月隆太郎「共犯者暴露」の大きすぎる波紋…広島・新井監督の進退問題にまで飛び火か

  1. 6

    小手先、その場しのぎではもう駄目だ 長期金利急上昇は市場から高市への「退場勧告」

  2. 7

    追い込まれた高市首相ついに補正予算編成表明も…後手後手のくせして無能無策の極み

  3. 8

    佐々木朗希“初物尽くし”2勝目のウラに心境の変化…ドジャース指揮官が「以前との違い」を明かす

  4. 9

    ソフトBモイネロの体たらくに小久保監督イラッ…なぜ“同条件”の巨人マルティネスと差がついた?

  5. 10

    株主82万人に拡大も…前澤友作氏「カブ&ピース」のビジネスモデルは法規制に大きく左右される