サンミュージック 岡博之社長(1)創業当初からの生え抜きが芸能プロのトップに

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 現役芸人にして、昨年11月に所属する大手プロダクション、サンミュージックの社長に就任した岡博之さん(65)。タレントが社長になるケースはあるが、創業当初からの生え抜きが芸能プロ経営のトップに上り詰めるのは稀有な出来事だ。

 これまでブッチャーブラザーズのリッキーとして活動してきたが、その経歴は異色だ。東映の役者志望からスターの付き人、芸人、タレント育成プロデューサー、そして社長に。

 京都府出身。高卒後の進路は大阪写真専門学校(現ビジュアルアーツ専門学校)の映画学科だった。そこで作り手の勉強を志したが、すぐに役者の道へ進む。

「映画製作では役者を雇うお金もないから自分で演じていたら、仲のいい先輩から『出るほうも勉強してみたら?』と言われたんです。バイトしていたスタジオの友だちには『専門学校で勉強ばかりしているより、京都には太秦があるんだから』と言われて」

 通称「太秦」の東映京都撮影所で役者の勉強を始めると、コンビの相方となる山部薫さん(以下、ぶっちゃあ)と出会う。

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