「探偵の現場」岡田真弓著

公開日: 更新日:

 著者は業界売り上げ日本一の探偵社の社長。依頼の約8割は、浮気・不倫調査で2003年の設立以来、約26万件もの相談を受けてきた。本書は、不倫をした人、された人の壮絶な末路を多くのエピソードとともに紹介するドキュメント。

 結婚二十数年のサワコさんの依頼で、コンサルティング会社勤務の夫を調べると、実に結婚前から、交際中の女性を含め6人もの愛人がいた。さらに2棟のマンションの隠し財産があることも判明。その後、離婚した彼女はマンション2棟をそのまま財産分与で譲り受け、愛人たちにも損害賠償を請求する。

 他にも結婚以来10年、肉体関係がない夫をゲイと疑う女性ら、さまざまな男女のエピソードを紹介しながら不倫調査の現場や、探偵業務のノウハウを明かす。

(KADOKAWA 880円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    福原愛が再婚&オメデタも世論は冷ややか…再燃する「W不倫疑惑」と略奪愛報道の“後始末”

  2. 2

    「年賀状じまい」宣言は失礼になる? SNS《正月早々、気分が悪い》の心理と伝え方の正解

  3. 3

    「五十年目の俺たちの旅」最新映画が公開 “オメダ“役の田中健を直撃 「これで終わってもいいと思えるくらいの作品」

  4. 4

    放送100年特集ドラマ「火星の女王」(NHK)はNetflixの向こうを貼るとんでもないSFドラマ

  5. 5

    国民民主党・玉木代表「ミッション・コンプリート」発言が大炎上→陳謝のお粗末…「年収の壁」引き上げも減税額がショボすぎる!

  1. 6

    どこよりも早い2026年国内女子ゴルフ大予想 女王候補5人の前に立ちはだかるのはこの選手

  2. 7

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  3. 8

    「M-1グランプリ2025」超ダークホースの「たくろう」が初の決勝進出で圧勝したワケ

  4. 9

    「核兵器保有すべき」放言の高市首相側近は何者なのか? 官房長官は火消しに躍起も辞任は不可避

  5. 10

    楽天が変えたい「18番は田中将大」の印象…マエケンに積極譲渡で“背番号ロンダリング”図る