「裸足で逃げる」上間陽子著

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「裸足で逃げる」上間陽子著

 沖縄の風俗業界で働く若い女性たちの生活史。

 2012年の夏に会った20歳の優歌は、お金がなくなるとキャバクラに体験入店して数日間働くという日々を繰り返していた。16歳で妊娠して結婚し、17歳で子どもを産んだが、離婚され、引き取るはずだった子どもは夫の母親に連れていかれてしまったという。翌年、優歌に新しい恋人ができるが、彼はDVの常習犯だった。話を聞く中、優歌がかつて兄からも暴力を受けていたことも分かる。やがて、優歌は恋人の子を身ごもるが、2人の関係は悪化していく。(「キャバ嬢になること」)

 そのほか、15歳から援助交際している春菜など、暴力から逃げて、自分の居場所を作り上げていく姿を、長いときには4年をかけて並走し、心を開いた彼女たちの話に耳を傾け記録した力作。 (筑摩書房 968円)



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