「踊る男」望月諒子著

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「踊る男」望月諒子著

 大学でアルバイトをしている井守拓実は、総務部の女性に惹かれて後をつけたりしていた。だが、「気持ち悪いんです」と言われて傷つく。

 ある日、拓実は元同級生の大庭留美に声をかけられた。拓実を「トド」扱いし、カンニングしたと言いふらしたので、金属バットで殴ってやったらすっとした。これは俺の権利だ。それ以来、自分に嫌な思いをさせたやつに小さな報復をするようになる。

 週刊誌記者、木部美智子は、トー横で売春をしていた中学生が男に殴られるという事件を担当することになった。ほかにも不気味な事件が続き、やがて美智子は、ある共通項に気づく。

 不可解な動機に基づく事件を描くサスペンス小説。

(新潮社 1980円)

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