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吉井理人千葉ロッテマリーンズ前監督

1965年4月、和歌山県出身。箕島高から83年ドラフト2位で近鉄入団。ヤクルトを経てFAでメッツへ。ロッキーズ、エクスポズなど日米7球団で通算547試合に登板して121勝129敗62セーブ。引退後は日本ハム、ソフトバンク、ロッテのコーチ、昨年までロッテ監督を務めた。23年WBCでは投手コーチとして14年ぶりの世界一に貢献。

ロッテ藤原恭大に覚醒の兆し 3年間で取り組ませたのは「自分のプレーの振り返り」だった

公開日: 更新日:

 2024年、沖縄の糸満キャンプでのことだ。

 昼休憩の最中、グラウンドでは藤原恭大(25)がランチ特打を行っていた。バックネット裏の控室からガラス越しに見ていると、打つときにタイミングがまったく合っていない。上げた右足と一緒に、体も前に突っ込んでしまう。ボールを正確にとらえるのは難しいと思った。

 足を上げるのは反動をつけて、打球を遠くに飛ばしたいという欲があるのだろう。だが、イチローも、大谷翔平も、海を渡ってから足を上げるのをやめ、ノーステップにしてうまくいった。

 藤原も足を上げるのをやめたらボールをとらえる確率も上がるのではないか。そう思ったが、自分は打撃の専門家ではない。黙っているべきかとも考えたものの、村田打撃コーチ(現DeNA二軍監督)を呼んで相談すると、

「いいと思いますよ。ノーステップで打たせてみましょう」

 と言って、すぐに本人にやらせてくれた。

 それ以降、しばらくの間、藤原はどんな状況だろうとノーステップのタイミングの取り方で打つようになったが、やがて物足りなく感じたのか、本人が、

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