豪華キャストも裏目に? 関根勤「初監督映画」のリスク要因

公開日: 更新日:

 大御所タレントの関根勤(60)が映画「騒音 Noise(仮)」で監督に初挑戦する。

 15日都内で開いた会見には主演の温水洋一ほか、村松利史、酒井敏也と共に登場。
「映画監督は30年くらい前からの夢。クエンティン・タランティーノが『ワンダフル!』とつぶやいて、世界中でヒットすれば」などと意気込んでいた。

タモリ、さんま、小堺一機が主演

 地底人と戦うオヤジたちの想定外の活躍を描いたSFコメディーらしいが、何がすごいってキャスティングがすごい。

 タモリに明石家さんまに小堺一機、YOU、実娘の関根麻里、同じ事務所のキャイ~ンなど、「他の監督では絶対できない」と関根が自画自賛するほどの豪華メンバーがずらり。なのだが、それが足を引っ張る恐れがある。

 映画評論家の前田有一氏は「『豪華キャスティング』とアピールされる映画ほど、他に褒めることがあまりないケースが多い」とこう続ける。

「しかも、今回出演するメンバーは、テレビでよく見かける芸人ばかりです。バラエティーのひな壇と変わりません。テレビなら無料なのに、わざわざお金を払って映画館に見に行きたいと思うでしょうか?」

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    【時の過ぎゆくままに】がレコ大歌唱賞に選ばれなかった沢田研二の心境

  3. 3

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  4. 4

    国分太一との協議内容を“週刊誌にリーク”と言及…日本テレビ社長会見の波紋と、噴出した疑問の声

  5. 5

    衆院定数削減「1割」で自維合意のデタラメ…支持率“独り負け”で焦る維新は政局ごっこに躍起

  1. 6

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  2. 7

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  3. 8

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  4. 9

    立花孝志容疑者を追送検した兵庫県警の本気度 被害者ドンマッツ氏が振り返る「私人逮捕」の一部始終

  5. 10

    京浜急行電鉄×京成電鉄 空港と都心を結ぶ鉄道会社を比較