「嫁取りの方が難しい」資格ブームの火付け役・藤田康雄さん

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 ワインだ、野菜だ、お茶だと女性タレントがソムリエやアドバイザーの資格を取るのが一種のブームになっているが、この人の前ではみんなかすんでしまう。90年代にベストセラーになった資格取得本を書いた藤田康雄さん(66)だ。さて、今どうしているのか。

「総数? さあ、どのくらいやろ。230種は超えてるはずやけど、ちゃんと数えてへんから、わからんなあ」

 大阪府東大阪市。近鉄俊徳道駅から歩いて5分の自宅で会った藤田さん、こう言って苦笑した。

「いくつあるか、ご自分の目で見て下さいよ」と促され、1階の仏間へ。あるわあるわ。三方の壁一面に資格認定証、免許証、検定合格書がビッチリ貼られている。2階のリビングも同様だった。

「これだけやないんです。免許証サイズの免状、講習修了証ゆうのがありましてな。これですわ」

 と言って、本棚から引っ張り出した厚さ4センチほどのファイルケースを見せてくれた。
 そこには「特殊消防設備点検資格者」「危険物取扱者免状」「第1種消防設備点検資格者免状」「地下タンクに係る定期点検技術者講習の修了証」など100種を超す免状・免許証がズラリ。

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