テレ朝はワンコーナー 「終戦特番」視聴率1ケタ連発の寂しさ

公開日: 更新日:

 戦争体験の風化が叫ばれて久しいが、さらに拍車がかかっている。69回目の終戦記念日を迎えた今年、戦争関連番組への関心も寂しい状況であった。

 15日放送の戦争特番はNHK、民放含め計4本。そのうちテレビ朝日系はコーナーのひとつで取り上げるにとどまった。 いずれもゴールデン帯の放送だったが、視聴率は1ケタ台が目立ち“惨敗”。横並びトップはTBS系のバラエティー「ぴったんこカン・カンSP」で、平均視聴率12.9%だった。

 映画「硫黄島からの手紙」は、渡辺謙主演で興行収入51億円をマークしたヒット作である。

 唯一のドラマとなった「命ある限り戦え、そして生き抜くんだ」(フジテレビ系)では、上川隆也(49)と溝端淳平(25)の中堅&若手コンビでパラオ・ペリリュー島の過酷な地上戦を描いた。見ごたえのある良質な番組だったが6.2%と残念な結果に終わった。コラムニストの桧山珠美氏が言う。

広島の地方局が制作する戦争特番はいまも毎年、放送されていますが、それらは地方限定の放送だったり、全国ネットされても夕方の放送時間帯だったりと矮小化されている由々しき現状です。視聴率至上主義なのは致し方ないとしても、ときにはそれらを度外視してつくらなければならないテーマがある。戦争はそれの最たるものであり、語り続けることはテレビ報道の“使命”。見る側に訴え続けてほしい」

 歴史の忘却は罪だ。テレビには、伝え続ける責任と義務がある。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ前監督・吉井理人氏が佐々木朗希を語る「“返事もしなかった頃”から間違いなく成長しています」

  2. 2

    ロッテ前監督・吉井理人氏が大谷翔平を語る「アレを直せば、もっと良く、170kmくらい投げられる」

  3. 3

    矢沢永吉ライブは『永ちゃんコール』禁止で対策も…B'z『客の大熱唱』とも通じる“深刻な悩み”

  4. 4

    菊池風磨のカウコン演出に不満噴出 SNS解禁でSTARTO社の課題はタレントのメンタルケアに

  5. 5

    阿部監督のせい?巨人「マエケン取り失敗」の深層 その独善的な振舞いは筒抜けだった

  1. 6

    巨人ドラ1岡本和真 本塁打1本「小遣い1万円」に祖父母悲鳴

  2. 7

    「将軍 SHOGUN」シーズン2も撮影開始 2026年は柄本明、平岳大ら海外進出する日本人俳優に注目

  3. 8

    辰己涼介は楽天残留が濃厚 ソフトバンク東浜巨らFA行使“残り物”たちの気になる行方

  4. 9

    新大関・安青錦に追い風? 八角理事長が看破した横綱・大の里「左肩回復遅れ」

  5. 10

    ブルージェイズ岡本和真に「村上宗隆の2倍」の値段がついたカラクリ