キムタクは辞退も…岡田准一“ジャニ掟破り”で2冠の舞台裏

公開日: 更新日:

 先週末に行われた「第38回日本アカデミー賞授賞式」の主役はこの男だった。「永遠の0」で最優秀主演男優賞、「蜩ノ記」で最優秀助演男優賞の2冠に輝いたV6岡田准一(34)。司会の西田敏行(67)が「今日は『岡田デー』だね」と話したのも当然。史上初の男優ダブル受賞で「永遠の0」を最多8冠に導いたのである。

 岡田と同じく主演と助演とダブルノミネートの阿部寛(50)、そして邦画界のツートップである役所広司(59)と中井貴一(53)を尻目に“ナンバーワン主演”の座についた。

「いま最も勢いのある俳優。昨年の大河『黒田官兵衛』で風格ある演技を印象付け、一皮むけた感があるが、今回の日本アカデミー賞では主演、助演ともに名を並べたどの俳優より演技が輝いていた。一作品ごとに愚直に役と向き合い続け、力を備えた役者に成長したように感じます」(映画ジャーナリストの大高宏雄氏)

 ひとりの俳優が“大物”の仲間入りを果たした裏ではこんな声も……。「ジャニーズ事務所の“賞レース不参加”の不文律を破っての受賞は歴史的瞬間だった」(ベテランの芸能ライター)

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    国分太一が「世界くらべてみたら」の収録現場で見せていた“暴君ぶり”と“セクハラ発言”の闇

  2. 2

    実は失言じゃなかった? 「おじいさんにトドメ」発言のtimelesz篠塚大輝に集まった意外な賛辞

  3. 3

    今田美桜に襲い掛かった「3億円トラブル」報道で“CM女王”消滅…女優業へのダメージも避けられず

  4. 4

    元TOKIO松岡昌宏に「STARTO退所→独立」報道も…1人残されたリーダー城島茂の人望が話題になるワケ

  5. 5

    長嶋一茂は“バカ息子落書き騒動”を自虐ネタに解禁も…江角マキコはいま何を? 第一線復帰は?

  1. 6

    嵐ラストで「500億円ボロ儲け」でも“びた一文払われない”性被害者も…藤島ジュリー景子氏に問われる責任問題

  2. 7

    「コンプラ違反」で一発退場のTOKIO国分太一…ゾロゾロと出てくる“素行の悪さ”

  3. 8

    独立に成功した「新しい地図」3人を待つ課題…“事務所を出ない”理由を明かした木村拓哉の選択

  4. 9

    27年度前期朝ドラ「巡るスワン」ヒロインに森田望智 役作りで腋毛を生やし…体当たりの演技の評判と恋の噂

  5. 10

    "お騒がせ元女優"江角マキコさんが長女とTikTokに登場 20歳のタイミングは芸能界デビューの布石か

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    安青錦は大関昇進も“課題”クリアできず…「手で受けるだけ」の立ち合いに厳しい指摘

  2. 2

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  3. 3

    マエケン楽天入り最有力…“本命”だった巨人はフラれて万々歳? OB投手も「獲得失敗がプラスになる」

  4. 4

    中日FA柳に続きマエケンにも逃げられ…苦境の巨人にまさかの菅野智之“出戻り復帰”が浮上

  5. 5

    今田美桜に襲い掛かった「3億円トラブル」報道で“CM女王”消滅…女優業へのダメージも避けられず

  1. 6

    高市政権の“軍拡シナリオ”に綻び…トランプ大統領との電話会談で露呈した「米国の本音」

  2. 7

    エジプト考古学者・吉村作治さんは5年間の車椅子生活を経て…80歳の現在も情熱を失わず

  3. 8

    日中対立激化招いた高市外交に漂う“食傷ムード”…海外の有力メディアから懸念や皮肉が続々と

  4. 9

    安青錦の大関昇進めぐり「賛成」「反対」真っ二つ…苦手の横綱・大の里に善戦したと思いきや

  5. 10

    石破前首相も参戦で「おこめ券」批判拡大…届くのは春以降、米価下落ならありがたみゼロ