どぶろっがく語る「もしかしてだけど」ネタに化けた赤貧生活

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森) それって実技のテストだったんだ。そのころ僕はドイツ料理屋で堅実に3年バイトしてました。住まいは当時、東京23区で一番家賃が安いといわれた足立区。でも、26歳までの4年間で5回引っ越してる、引っ越し貧乏です。知らない町に行きたくなる放浪癖があって。江口が突然「一緒にお笑いやろう!」と上京して、僕の部屋に転がり込んできたころは、田園都市線の宮崎台に住んでました。

江口) 1階の部屋だったけど、アパートの庭から手を伸ばしたら、田園都市線に触れるくらいに近かった。1Kで、一部屋に2人で寝てましたね。

森) 節約のため、僕が料理を作った。「おいしい」って一言を聞きたくて(笑い)、徐々に相方の好みの濃い味付けになって。ただ、カネがなくなると、100円のカップラーメンとご飯だけ。

江口) カップ麺のスープでメシを2~3杯食うラーメンライスで5キロ太った。その後は自分の部屋借りて、工場で精密機械の部品を組み立てるバイトを。20代半ばで初めて東京で一人暮らし。寂しくて人恋しくて職場の女性に声かけてた。そしたら「私も声かけられた」「私も」「私も口説かれた」みたいに広まって、女性陣から総スカンくらって。

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