伝説の漫才師・浮世亭ケンケンさんが語る“失踪事件”の真相

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“伝説の漫才コンビ”と呼ぶお笑いファンも多い。74年に結成された浮世亭ケンケン・てるてる。息が合った掛け合いの妙などハナから無視し、ツッコミが一方的にしゃべくる超過激な漫才が見る人を圧倒、大爆笑を呼んだ。本日登場はその片割れのケンケンさん(65)。スピード感あふれるツッコミが今でも鮮やかによみがえる。さて、今どうしているのか。

 3月、NHKのBSプレミアムで「たけしの“これがホントのニッポン芸能史”」なる番組が放送され、そこで漫才ブームの立役者のひとり、元B&Bの島田洋七が「ケン・てるが先に世に出てたら、B&Bはケン坊のモノマネでおしまいだった」と証言していた。ことほどさように、浮世亭ケンケン・てるてるはお笑い界の内部にいた人間にもとてつもなく大きな影響を与えた。

「放送前に洋ちゃん(洋七)から“NHKから取材を受けて、ホンネをしゃべったから”と電話があったんだけど、その番組、見てないんですよ。昔の自分が恥ずかしくてね。ええ、洋ちゃんとはもう40年以上のつきあいでしょうか」

 JR東中野駅西口から歩いて4分の居酒屋「リズ」で会ったケンケンさん、まずはこういった。

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