出演予定も命懸け…「8月中席」は桂歌丸“ラスト高座”の噂
先月14日から体調不良で再入院している落語家の桂歌丸(78)。体重36キロという驚異の激ヤセぶりで、小6男児の平均体重38.4キロ(14年度文科省学校保健統計調査)よりも軽い。ここ3年で6度目の入院となれば、ファンならずとも心配になる。
一部では退院のめどは立っておらず、今月中の仕事復帰は白紙、8月開催の国立演芸場での高座も中止になると報じられたが、「国立の8月中席には出演するでしょう。病床の歌丸師匠も“あたしは命を削ってでも国立に立つ”などと息巻いているとか。それもこれも、8月の国立は師匠にとって特別な高座だから。体調面を考えたら休演するに越したことはないわけで、演じるとなれば、師匠の執念以外の何ものでもない」(演芸関係者)。
国立演芸場の「8月中席」のトリは1982年から30年以上、歌丸師匠が務めている。そして演目は、大長編である三遊亭円朝の怪談噺に挑むのが恒例だというが、果たして、今の体調で高座に上がれるのか。同演芸場に問い合わせてみると、「今のところ出演予定です」(営業担当者)。昨2日からは前売り券の販売も始まり、演目が未定の中でも団体客の予約をはじめ、好調な売れ行きだという。さる演芸ライターがこう言う。