著者のコラム一覧
南渕明宏昭和医科大教授

心臓血管外科専門医、医学博士。

猛暑と心臓死…血液の拍出量が2倍以上になることもある

公開日: 更新日:

 オールドメディアの朝日新聞が、英医学誌「ランセット」の報告書(2024年)を引用する形で、「猛暑の影響 心臓など慢性疾患が悪化の恐れ」と報じていました。

 23年の65歳以上の暑熱関連の死亡者数は、1990年代に比べて167%増え、90年以降、気温が変化しなかったとした場合の2倍以上の増加だという。

 数字で導かれる結論めいた見解は必ず疑うようにしています。しかし、これは実際に起こった心臓病による死亡事例を事後に検証した結果の報告書なので、メディアの「暴支膺懲」など、国策がらみの国民洗脳の意図はないと思われるので、事実とみなしてよいと思います。

 やはり現在「間氷期」にあるはずの地球は、牛のゲップのせいなのか「温暖化」しているのでしょう。

 人間を含めた哺乳動物は、体温を一定に保つため血液を循環させています。この仕組みで重要な要素は、温度が高すぎると判断した時、人体は皮膚に多くの血液を流し、熱を放散させることです。皮膚が汗でおおわれると、皮膚での熱の放散効果は増します。

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