興収は前作の半分…キムタク「HERO」想定外大苦戦の理由

公開日: 更新日:

 公開中のSMAP木村拓哉(42)主演映画「HERO」がよもやの苦戦を強いられている。

 興行成績を集計した映画ランキングでは、公開から2週連続1位を獲得し、先週末までの累計で210万人を動員しているものの、ランキングでは「進撃の巨人 ATTACK ON TITAN」(前編)、「ミニオンズ」の後塵を拝して3位に転落してしまったのだ。

「07年公開の前作は2週目で33億円を突破し、最終的にはその年の邦画トップの81.5億円を記録。前作を上回ったのは初日の数字だけで、すでに興収は前作の5割ほどにとどまっている」(映画ライター)というから関係者の顔色は一様に悪い。

 それどころか、5日に「ジュラシック・ワールド」、7日に「ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション」などハリウッドの超話題作が続々と公開されるだけに、ベスト3も至難の業なのだ。

キムタクサイドは前作超え、さらには、ジャニーズタレントの主演映画でトップの興収87.6億円を記録したV6の岡田准一の『永遠の0』を上回るぐらいの意気込みでしたが、自身の前作にも及ばないのは火を見るよりも明らか。人気アニメを実写化したキムタク主演の『SPACE BATTLESHIP ヤマト』(10年公開)でさえ興収は41億円。今作は50億円を突破できるかどうかがポイントでしょう。そもそも、今作でキムタクサイドは完成披露試写会など公開前PRをほとんど行わず、イベントも法務省で行った会見のみ。あとは製作幹事社のフジテレビに丸投げでした。はじめから勝負を投げているような状況で、製作サイドは『これじゃあ、まったく宣伝にならない』と泣いていました」(映画関係者)

 圏外に転落も時間の問題か。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    亡き長嶋茂雄さんの長男一茂は「相続放棄」発言の過去…身内トラブルと《10年以上顔を合わせていない》家族関係

  2. 2

    朝ドラ「あんぱん」豪ちゃん“復活説”の根拠 視聴者の熱烈コールと過去の人気キャラ甦り実例

  3. 3

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  4. 4

    “名門小学校”から渋幕に進んだ秀才・田中圭が東大受験をしなかったワケ 教育熱心な母の影響

  5. 5

    「時代と寝た男」加納典明(17)病室のTVで見た山口百恵に衝撃を受け、4年間の移住生活にピリオド

  1. 6

    中居正広氏に降りかかる「自己破産」の危機…フジテレビから数十億円規模損害賠償の“標的”に?

  2. 7

    “バカ息子”落書き騒動から続く江角マキコのお騒がせ遍歴…今度は息子の母校と訴訟沙汰

  3. 8

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?

  4. 9

    「こっちのけんと」の両親が「深イイ話」出演でも菅田将暉の親であることを明かさなかった深〜いワケ

  5. 10

    長嶋一茂が父・茂雄さんの訃報を真っ先に伝えた“芸能界の恩人”…ブレークを見抜いた明石家さんまの慧眼

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  2. 2

    大谷 28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」とは?

  3. 3

    学力偏差値とは別? 東京理科大が「MARCH」ではなく「早慶上智」グループに括られるワケ

  4. 4

    ドジャース大谷の投手復帰またまた先送り…ローテ右腕がIL入り、いよいよ打線から外せなくなった

  5. 5

    よく聞かれる「中学野球は硬式と軟式のどちらがいい?」に僕の見解は…

  1. 6

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?

  2. 7

    進次郎農相の「500%」発言で抗議殺到、ついに声明文…“元凶”にされたコメ卸「木徳神糧」の困惑

  3. 8

    長嶋茂雄さんが立大時代の一茂氏にブチ切れた珍エピソード「なんだこれは。学生の分際で」

  4. 9

    (3)アニマル長嶋のホームスチール事件が広岡達朗「バッドぶん投げ&職務放棄」を引き起こした

  5. 10

    米スーパータワマンの構造的欠陥で新たな訴訟…開発グループ株20%を持つ三井物産が受ける余波