駆け出しの「ナイツ」を見守った 三遊亭小遊三の懐の深さ

公開日: 更新日:

 実力派コンビ「ナイツ」の塙宣之(38)と土屋伸之(37)のふたりがお世話になってきた師匠は「笑点」でおなじみの落語家・三遊亭小遊三(69)だ。

  ◇  ◇  ◇

塙 2002年に漫才協会に入って内海桂子師匠の一門になり、5年後の07年に落語芸術協会にも入った。いっぱい寄席に出たかったから。

土屋 運営してる寄席が違うんです。漫才協会は当時、浅草の東洋館で月に10日間だけやって、落語芸術協会は浅草、新宿、池袋で落語家さんの寄席を一年中やっていた。だから、漫才協会として浅草に出ながら、落語芸術協会では“色もの”として出られた。

塙 それで小遊三師匠の一門に入ったんです。師匠を紹介してくれたのは事務所(マセキ芸能社)の社長(現・会長)。僕ら全然、テレビに出てない若手だったのに、師匠は初めての漫才師の弟子としてとってくれた。最初は協会所属の落語家さんの名前を覚えるのが大変で。みんな似たような名前じゃないですか(笑い)。

土屋 家系図みたいに表を作って覚えましたよ。誰が誰の弟子とか。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  3. 3

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  4. 4

    日吉マムシダニに轟いた錦織圭への歓声とタメ息…日本テニス協会はこれを新たな出発点にしてほしい

  5. 5

    巨人正捕手は岸田を筆頭に、甲斐と山瀬が争う構図…ほぼ“出番消失”小林誠司&大城卓三の末路

  1. 6

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  2. 7

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    「ばけばけ」苦戦は佐藤浩市の息子で3世俳優・寛一郎のパンチ力不足が一因