世代交代進まず 指原“史上初連覇”でAKB48が迎えた正念場

公開日: 更新日:

 HKT48の指原莉乃(23)が史上最高の24万3011票を獲得し、連覇を達成した第8回AKB48選抜総選挙(18日、ハード オフ エコスタジアム新潟)。

 指原の1位はこれで3回目。勝利後のスピーチでは「どうか私を1位として認めてください。私はスキャンダルで仕事が増えてスキャンダル成り金と思われてもおかしくない」「叩けばホコリしかでてきません」と非正統派アイドルを自認するがゆえ自虐的に語ったが、連覇はグループOGの前田敦子(24)や大島優子(27)も達成できなかった快挙である。

 しかし、その裏では結成から10年の区切りを迎えた国民的アイドルグループの課題も浮き彫りとなった。

 速報では1位ながら結果2位に終わった渡辺麻友(22)の「AKB48はピンチだと思います。たくさんの先輩方が卒業して、今いるメンバーだけではカバーできない部分もあります」というスピーチがグループの現状を端的に表している。

 たしかにAKBはこの1年で総監督の高橋みなみ、SKE48の松井玲奈、NMB48の渡辺美優紀ら人気メンバーが続々と卒業。今回の総選挙では小嶋陽菜が卒業を表明した。選抜メンバー(上位16人)の顔ぶれも大きく変わっていく中で、総得票数も第1回から7回までは右肩上がりだったが今回は325万5400票と、初めて前回(328万7736票)を下回った。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  2. 2

    帝釈天から始まる「TOKYOタクシー」は「男はつらいよ」ファンが歩んだ歴史をかみしめる作品

  3. 3

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  4. 4

    高市政権の物価高対策はもう“手遅れ”…日銀「12月利上げ」でも円安・インフレ抑制は望み薄

  5. 5

    立川志らく、山里亮太、杉村太蔵が…テレビが高市首相をこぞってヨイショするイヤ~な時代

  1. 6

    (5)「名古屋-品川」開通は2040年代半ば…「大阪延伸」は今世紀絶望

  2. 7

    森七菜の出演作にハズレなし! 岡山天音「ひらやすみ」で《ダサめの美大生》好演&評価爆上がり

  3. 8

    小池都知事が定例会見で“都税収奪”にブチ切れた! 高市官邸とのバトル激化必至

  4. 9

    西武の生え抜き源田&外崎が崖っぷち…FA補強連発で「出番減少は避けられない」の見立て

  5. 10

    匂わせか、偶然か…Travis Japan松田元太と前田敦子の《お揃い》疑惑にファンがザワつく微妙なワケ