故・藤山寛美に師事 曾我廼家八十吉が見た“ホンマの天才”

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■2時間、3時間のダメ出しはしょっちゅう

 それが毎日。1年365日、休めるのは5日あればいい方。先輩の苦労を目の当たりにしてましたから、声をかけていただいた時はうれしいというより、「1カ月持たんやろな」と思いました。

 ところが、3カ月、半年、1年……と続き、とうとう先生が亡くなる前日までの14年間、そばにおったんです。その間、何百人もが付き人になり、やめていきました。

 なぜやめなかったか? それは人間というより喜劇役者・藤山寛美を尊敬し、どんなことがあっても師匠やと思っとったからでしょうね。実際、稽古は厳しくて、勝負と考えておられた「開けの5分、10分」のために2時間、3時間、ダメ出しされるのはしょっちゅうやった。何十回、演じてもやり直しさせられ、それでもダメ。ところが、先生がいっぺん演じると、女役でも社長でも丁稚でもピタッとハマるんです。ホンマの天才なんですよ。

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