故・藤山寛美に師事 曾我廼家八十吉が見た“ホンマの天才”

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 ご縁というのは不思議なもので、兄の知り合いの知り合いのツテで、その1カ月後、5月に松竹新喜劇に入団できまして、しばらくすると先生に「ちょっと部屋、手伝ってくれへんか?」と声をかけていただきました。「部屋を手伝う」。早い話が「付き人の1人になってくれ」ということですが、先生の場合、世間で想像するような付き人とはまったく違いましてね。

 ちょうど、後に20年連続・無休公演記録となる最中でしたから、休みらしい休みがない。しかも先生は寝るのがホンマに遅かった。自宅代わりの楽屋で、朝の5時、6時まで、テレビや録画した芝居や映画、ドラマを見たり、ワープロが新発売になれば、買うてきてチョコチョコ触ってみたり、なんやかんやして朝まで寝ないんです。付き人は当然、起きていなくてはなりません。

 ようやく寝てくれはっても、僕らは11時から舞台がありますから、9時には起きて準備してました。先生は出番が午後からなので、12時まで寝てられますが、僕らは平均3時間か4時間しか横になれないから、慢性寝不足ですよ。

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