TBSの勝負作「小さな巨人」抜擢 丑尾健太郎氏の異色経歴

公開日: 更新日:

 高視聴率ドラマを連発しているTBS系日曜劇場。キムタク主演の前作「A LIFE~愛しき人~」も前クールで最高の視聴率だったが、平均視聴率14・5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)はちょっと物足りなかった。

 しかし4月16日にスタートする長谷川博己(40)主演の刑事ドラマ「小さな巨人」は、日曜劇場快進撃の基盤をつくった大ヒットドラマ「半沢直樹」「下町ロケット」のスタッフを結集させ、キムタク超えの高視聴率を狙う。だが、この勝負作にも不安が残るとテレビ誌の記者は語る。

「今クールの注目ドラマであることは間違いないのですが、気がかりがある。『半沢直樹』『下町ロケット』で脚本を担当した八津弘幸氏の名前もあることはあるが、あくまで“脚本協力”の立場。どうして、ドラマの浮沈を握る大事なメーン脚本家が八津氏ではなく、フジテレビ系で平均視聴率4%台と惨憺たる数字を出したドラマ『HEAT』で脚本を担当した丑尾健太郎氏なのか。キムタクドラマで制作費を使いすぎたからなんて噂さえある」

 76年生まれの丑尾氏は大学卒業後、映画やドラマ、舞台の脚本を手がける印刷会社に就職して校正の仕事に携わるうちに、自らも脚本を手がけるようになったという異色の経歴の持ち主。06年、映画「陽気なギャングが地球を回す」で脚本家デビュー。「ショムニ2013」「無痛」などのテレビドラマや映画「シャカリキ!」など、テンポの速い展開とセリフの掛け合いの面白さに定評がある。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    実は失言じゃなかった? 「おじいさんにトドメ」発言のtimelesz篠塚大輝に集まった意外な賛辞

  2. 2

    国分太一が「世界くらべてみたら」の収録現場で見せていた“暴君ぶり”と“セクハラ発言”の闇

  3. 3

    矢沢永吉&甲斐よしひろ“70代レジェンド”に東京の夜が熱狂!鈴木京香もうっとりの裏で「残る不安」

  4. 4

    長女Cocomi"突然の結婚宣言"で…木村拓哉と工藤静香の夫婦関係がギクシャクし始めた

  5. 5

    元TOKIO松岡昌宏に「STARTO退所→独立」報道も…1人残されたリーダー城島茂の人望が話題になるワケ

  1. 6

    長嶋一茂は“バカ息子落書き騒動”を自虐ネタに解禁も…江角マキコはいま何を? 第一線復帰は?

  2. 7

    "お騒がせ元女優"江角マキコさんが長女とTikTokに登場 20歳のタイミングは芸能界デビューの布石か

  3. 8

    今田美桜に襲い掛かった「3億円トラブル」報道で“CM女王”消滅…女優業へのダメージも避けられず

  4. 9

    菊池風磨率いるtimeleszにはすでに亀裂か…“容姿イジリ”が早速炎上でファンに弁明

  5. 10

    27年度前期朝ドラ「巡るスワン」ヒロインに森田望智 役作りで腋毛を生やし…体当たりの演技の評判と恋の噂

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    安青錦の大関昇進めぐり「賛成」「反対」真っ二つ…苦手の横綱・大の里に善戦したと思いきや

  2. 2

    長嶋一茂は“バカ息子落書き騒動”を自虐ネタに解禁も…江角マキコはいま何を? 第一線復帰は?

  3. 3

    トリプル安で評価一変「サナエノリスク」に…為替への口先介入も一時しのぎ、“日本売り”は止まらない

  4. 4

    "お騒がせ元女優"江角マキコさんが長女とTikTokに登場 20歳のタイミングは芸能界デビューの布石か

  5. 5

    【独自】江角マキコが名門校との"ドロ沼訴訟"に勝訴していた!「『江角は悪』の印象操作を感じた」と本人激白

  1. 6

    今田美桜に襲い掛かった「3億円トラブル」報道で“CM女王”消滅…女優業へのダメージも避けられず

  2. 7

    実は失言じゃなかった? 「おじいさんにトドメ」発言のtimelesz篠塚大輝に集まった意外な賛辞

  3. 8

    99年シーズン途中で極度の不振…典型的ゴマすりコーチとの闘争

  4. 9

    27年度前期朝ドラ「巡るスワン」ヒロインに森田望智 役作りで腋毛を生やし…体当たりの演技の評判と恋の噂

  5. 10

    今田美桜が"あんぱん疲れ"で目黒蓮の二の舞いになる懸念…超過酷な朝ドラヒロインのスケジュール