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二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

ローラも不安吐露 芸能プロの危機管理能力が問われている

公開日: 更新日:

 事務所と所属タレントの間のトラブルが目立つ。のん能年玲奈)、清水富美加西山茉希と契約内容や金銭問題で事務所とのトラブルが明らかになった。最近、ローラも「10年の信頼を裏切られることがあった」と謎のツイートを発信。事務所との間でなんらかのトラブルがあったとみられている。

 こうした事務所絡みの問題はタレントだけでなく事務所もクローズアップされ、芸能プロへの関心度も高まっている。昔は漠然と「芸能界」といわれていたが、今は事務所の内容からある種のイメージまで一般に定着している。芸能界志望者も「○○事務所に入りたい」と野球選手が希望球団を選ぶのと同じ現象が起きている。事務所も将来の「卵」獲得に向けてイメージアップに努める。

「人気タレントが所属していることは今も大事だが、仕事内容、事務所の規模、待遇面など優良イメージも必要。ジャニー喜多川社長をタレントが冗談半分に“ユー”などとエピソードを言うのも、事務所のいいイメージにつながる」(芸能関係者)

 逆に所属タレントとのトラブルでは事務所の初期対応も問われる。元SMAPの解散・独立問題が勃発したときも、メンバーをテレビで公開謝罪させて対応したジャニーズ事務所。ところが、「かわいそう」といった声も上がり、「ブラック企業」と批判される側面もあった。今さらながら、謝罪に意味があったのか疑問も抱くが、事務所の対応の難しさも感じる。

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