「教育は生もの…」故・阿部進さんが本紙に語った“遺言”

公開日: 更新日:

「それやこれやで私たち夫婦が同居し、2人の妹と交代で両親の介護をしているんです」(長男の昌浩さん)

 とはいっても、阿部さん自身はいたって前向きだ。

「週に2回のデイサービスが楽しみでね。秋をメドに自立歩行しようとリハビリ中なんです。知らない業界や人生の歩みを聞いてると、いろんな情報が得られるから面白いですよ」

 一方、自宅で小学生に国語、算数、理科の実験を教える私塾を再開。小4の男子が週に1回通ってくる。

「僕の授業は、学校の先を行くんじゃなく、苦手な部分を補ってる。例えば国語は漢字の読みがメーン。小学校で習う約1000字を、自然、植物、道具というふうに分類し、右に音読み、左は訓読みを記したオリジナルドリルを作り、スラスラ読めるようにする。読解力が増すと、新聞や書籍も読むようになり自然と国語力がアップするんです」

 理科の実験は、水や洗剤、輪ゴム、ペットボトルなど身近にあるモノを使い、自宅でも再現できるのがミソだという。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  2. 2

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  3. 3

    阪神・佐藤輝明が“文春砲”に本塁打返しの鋼メンタル!球団はピリピリも、本人たちはどこ吹く風

  4. 4

    自民両院議員懇談会で「石破おろし」が不発だったこれだけの理由…目立った空席、“主導側”は発言せず欠席者も

  5. 5

    広末涼子「実況見分」タイミングの謎…新東名事故から3カ月以上なのに警察がメディアに流した理由

  1. 6

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃

  2. 7

    国保の有効期限切れが8月1日からいよいよスタート…マイナ大混乱を招いた河野太郎前デジタル相の大罪

  3. 8

    『ナイアガラ・ムーン』の音源を聴き、ライバルの細野晴臣は素直に脱帽した

  4. 9

    初当選から9カ月の自民党・森下千里議員は今…参政党さや氏で改めて注目を浴びる"女性タレント議員"

  5. 10

    “死球の恐怖”藤浪晋太郎のDeNA入りにセ5球団が戦々恐々…「打者にストレス。パに行ってほしかった」