総選挙とバッティング 篠原涼子主演フジ月9ドラマの不運

公開日: 更新日:

 何ともタイミングが悪いようだ。10月16日スタートの篠原涼子(44)主演のフジテレビ月9ドラマ「民衆の敵~世の中、おかしくないですか!?~」のことである。

 主人公は夫と保育園に通う子供と家族3人で団地住まいをする平凡な主婦。これを篠原が演じているのだが、ある日、職場をクビになってしまう。職探しをするうちに、知ったのが「市議会議員」という仕事。高額な報酬を目当てにイチかバチか立候補する――というフジのオリジナルストーリーである。

 そこで不安視されているのが、ドラマの“スケール感”だ。現実世界では、衆院の解散・総選挙が迫っていて、10月10日公示、22日投開票というスケジュールが決定。ちょうど、国政選挙の真っただ中に、篠原が市議会議員に興味を持ち、それに挑戦するという物語が始まることになる。

「ドラマは世の中を映し出す鏡。それがヒットの基本です。世間が国政選挙で大騒ぎする中、誰が市議会選挙に興味を持つのか。間が悪すぎるんです。しかも、市議会議員といえば、最近は不倫や経費横領などの問題が話題になるばかり。あまりにレベルが低く、視聴者にそれほどの関心があるのか、内部からも疑問の声が出ている」(フジテレビ関係者)

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    2度不倫の山本モナ 年商40億円社長と結婚&引退の次は…

  2. 2

    日本ハムFA松本剛の「巨人入り」に2つの重圧…来季V逸なら“戦犯”リスクまで背負うことに

  3. 3

    FNS歌謡祭“アイドルフェス化”の是非…FRUITS ZIPPER、CANDY TUNE登場も「特別感」はナゼなくなった?

  4. 4

    「ばけばけ」好演で株を上げた北川景子と“結婚”で失速気味の「ブギウギ」趣里の明暗クッキリ

  5. 5

    「存立危機事態」めぐり「台湾有事」に言及で日中対立激化…引くに引けない高市首相の自業自得

  1. 6

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  2. 7

    (2)「アルコールより危険な飲み物」とは…日本人の30%が脂肪肝

  3. 8

    西武・今井達也「今オフは何が何でもメジャーへ」…シーズン中からダダ洩れていた本音

  4. 9

    阪神・佐藤輝明にライバル球団は戦々恐々…甲子園でのGG初受賞にこれだけの価値

  5. 10

    高市政権の物価高対策はパクリばかりで“オリジナル”ゼロ…今さら「デフレ脱却宣言目指す」のア然