鹿児島弁に四苦八苦 鈴木亮平が語る「西郷どん」への意欲

公開日: 更新日:

 NHK大河初出演にして主演の大抜擢。2018年1月7日スタート「西郷どん」(林真理子原作、中園ミホ脚本)で主人公・西郷隆盛を演じる鈴木亮平(34)は熱く燃えている。

 役作りのためなら極端な体重の増減もいとわない。ストイックに取り組む姿勢からは燃えたぎる信念を感じる役者だ。「自分史上最高に重い」という体格で挑む西郷役は、渋谷の放送センターに足を踏み入れた途端に標準語を“封印”する徹底ぶり。

「怪しい鹿児島弁をしゃべりまくっています。どうにかして薩摩のお国言葉を習得しようと格闘しているんですが、めちゃくちゃ難しい。セリフ自体はすぐに覚えられても、アクセントに四苦八苦している。いつもより10倍近くは時間がかかっています(苦笑い)」

 多くの役者が一度は夢見る大河ドラマの主役。鈴木本人も目指していたというが、「自分でも驚くぐらい、緊張もプレッシャーも感じていません。心の準備はできていた」と力強く、かみしめるように話す。

 島津斉彬役の渡辺謙の存在も大きい。普段は和気あいあいとした撮影現場も「謙さんの姿が見えたら一瞬で空気がピリッとなります」。大河主演の大先輩であり憧れの存在。撮影初日には世界のケン・ワタナベらしいこんなアドバイスを受けたという。

「『安定した打率はいらないからフルスイングでいけ。転んでも俺たちが全力でサポートするから安心しろ』と。それはもう力強く背中を押してもらいました」

 世界のリョウヘイ・スズキに向けて飛翔する一年になりそうだ。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  2. 2

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  3. 3

    阪神・佐藤輝明が“文春砲”に本塁打返しの鋼メンタル!球団はピリピリも、本人たちはどこ吹く風

  4. 4

    自民両院議員懇談会で「石破おろし」が不発だったこれだけの理由…目立った空席、“主導側”は発言せず欠席者も

  5. 5

    広末涼子「実況見分」タイミングの謎…新東名事故から3カ月以上なのに警察がメディアに流した理由

  1. 6

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃

  2. 7

    国保の有効期限切れが8月1日からいよいよスタート…マイナ大混乱を招いた河野太郎前デジタル相の大罪

  3. 8

    『ナイアガラ・ムーン』の音源を聴き、ライバルの細野晴臣は素直に脱帽した

  4. 9

    初当選から9カ月の自民党・森下千里議員は今…参政党さや氏で改めて注目を浴びる"女性タレント議員"

  5. 10

    “死球の恐怖”藤浪晋太郎のDeNA入りにセ5球団が戦々恐々…「打者にストレス。パに行ってほしかった」