著者のコラム一覧
ラリー遠田お笑い評論家

1979年、愛知県名古屋市生まれ。東大文学部卒。テレビ番組制作会社勤務を経てフリーライターに。現在は、お笑い評論家として取材、執筆、イベント主催、メディア出演。近著に「松本人志とお笑いとテレビ」(中央公論新社)などがある。

内村も評価 オナラで笑えるガンバレルーヤは癒やし系芸人

公開日: 更新日:

 初めてとは思えないほどの落ち着きぶりで手際よく番組を進め、改めてその実力を世に知らしめたのは、昨年末の「NHK紅白歌合戦」で総合司会を務めた内村光良(53)。そんな内村からの評価がうなぎ上りで、お気に入り芸人として脚光を浴びているのが、女性コンビのガンバレルーヤだ。深夜番組「内村てらすSeason2」に初出演したときに内村に気に入られ、異例の大抜擢でレギュラー入りを果たした。

 ガンバレルーヤのよしこ(27)とまひる(24)は、運命的な出会いを果たしている。お笑い養成所に入るために大阪に出てきた2人は、たまたま同じアパートで暮らし始めた。ある日、まひるが便秘になってエレベーター内でうずくまっていたところ、「大丈夫ですか」と声をかけてくれたのがよしこだった。その後、2人は養成所で再会して、のちにコンビを組むことになった。

 彼女たちの生み出す笑いの特徴は「幼稚」の一語に尽きる。脇毛や指の毛がボーボーに生えている女性同士が意気投合するコントが代表作だ。恋愛経験も少ない2人が作るネタは、「オナラ」や「ウンコ」で大笑いできるような小学生レベルの無邪気さに満ちている。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    やはり進次郎氏は「防衛相」不適格…レーダー照射めぐる中国との反論合戦に「プロ意識欠如」と識者バッサリ

  2. 2

    長嶋茂雄引退の丸1年後、「日本一有名な10文字」が湘南で誕生した

  3. 3

    契約最終年の阿部巨人に大重圧…至上命令のV奪回は「ミスターのために」、松井秀喜監督誕生が既成事実化

  4. 4

    これぞ維新クオリティー!「定数削減法案」絶望的で党は“錯乱状態”…チンピラ度も増し増し

  5. 5

    ドジャースが村上宗隆獲得へ前のめりか? 大谷翔平が「日本人選手が増えるかも」と意味深発言

  1. 6

    「日中戦争」5割弱が賛成 共同通信世論調査に心底、仰天…タガが外れた国の命運

  2. 7

    レーダー照射問題で中国メディアが公開した音声データ「事前に海自に訓練通知」に広がる波紋

  3. 8

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  4. 9

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  5. 10

    巨人が現役ドラフトで獲得「剛腕左腕」松浦慶斗の強みと弱み…他球団編成担当は「魔改造次第」