著者のコラム一覧
てれびのスキマ 戸部田誠ライタ―

1978年生まれのテレビっ子ライター。最新著「王者の挑戦『少年ジャンプ+』の10年戦記」(集英社)、伝説のテレビ演出家・菅原正豊氏が初めて明かした番組制作の裏側と哲学をまとめた著者構成の「『深夜』の美学」(大和書房)が、それぞれ絶賛発売中!

なぜ慕われる? 内村光良は若手の刺激がネタ作りの原動力

公開日: 更新日:

「白い悪魔」――。よく相方の南原清隆(52)が内村を表した言葉だ。他人に興味がなく冷たい。それが内村のパブリックイメージだった。人付き合いも苦手。飲み会に行くこともほとんどなく、仮に参加しても隅でマンガ誌を読んでいたほどだ。それが変わったのは、30代に入ってからだという。

 お酒の味を覚えたことが大きいと本人は言うが、ちょうどその時期、「内村プロデュース」(テレビ朝日)が始まっており、座長としての自覚と責任感がそうさせたのではないか。この番組では毎週のように打ち上げが開催されていた。

「まずは出演者の人柄を好きになることが最初。それは努力して好きになろうとしているわけじゃなくて、『こいつ絶対いい奴だろうな』っていうのがチラッと見え隠れするところに自然と惹かれるんです」(日経BP社「日経エンタテインメント」09年4月号)

 かつて、他人に興味がなかった内村が、共演者、特に芸人たちを愛するようになった。内村が若手にとって「やりやすい」先輩なのは、常に同じ目線に立ってくれるからに違いない。

 内村は若手から刺激を受け、貪欲にネタを作り続ける。そんな内村の姿勢を見習い、また若手たちは刺激を受けるという幸福なサイクルが生まれているのだ。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    北島三郎(3)「北島ファミリー」の長女・原田悠里が語る御大

  2. 2

    バナナマン日村が簡単に復帰できそうにない「もう1つの理由」…レギュラー11本抱える人気者のジレンマ

  3. 3

    「マクドは健康保険と年金に加入できてよかった」 シニアが働き続けるために必要なこととは?

  4. 4

    東京・蒲田の2駅結ぶ蒲蒲線、大田区と地元を取材して分かった実現のハードルと地元の思い

  5. 5

    NHK夏の音楽特番「うたであえたら」は北川景子のMCが見事 カオスと化した近年の紅白はお手本に

  1. 6

    菊池風磨はジャニー喜多川氏の“推薦”もあって慶大総合政策学部に進学 仕事の合間に1日10時間の猛勉強

  2. 7

    KDDIが楽天モバイルへの「ローミング」終了でライバルの“品質低下”を狙い撃つ

  3. 8

    豊昇龍が長期離脱で大の里までピンチ! “ひとり横綱”の重圧で「共倒れ」にならないか

  4. 9

    徳川光圀(1)水戸黄門は全国漫遊などしていない 主に出かけたのは江戸と領地の往復

  5. 10

    永野芽郁がキャバ嬢で「復帰」もM!LKファンやきもき…共演するかもしれない佐野勇斗への“キラー”ぶり警戒