左とん平さん追悼秘話 ハワイで「聖子ちゃんかわいいな」

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「とにかくいい人」「細かいことは気にしない昔かたぎの男」――。心不全のため、24日に亡くなった左とん平(本名肥田木通弘)さんとの思い出を関係者に聞くと、笑顔になる。ドラマ「時間ですよ」に「寺内貫太郎一家」、「ヘイユー、ホワッチャネーム?」と呼び掛けるあのギャグ、顔をくしゃくしゃにして笑ったとん平さんは、芸能マスコミにもほほ笑ましいエピソードを残した。

 芸能リポーターの城下尊之氏はこう言う。

「とにかくサービス精神旺盛な方で、ドラマの制作発表などの記者会見で、場を和ませる場面が数え切れないくらいありました。ご自宅をリフォーム中に白アリ被害が出たと報じられて伺ったときは、開口一番、『俺でいいの?』。たとえアポなしで取材をお願いしても、そういうことをおっしゃるんです。しばらく時間を置いて、テレビ局などでお会いすると、『おいおい久しぶりだなあ、元気?』と、声をかけていただいたりしました。忘れられて当然と思っていたのに、覚えてくださり、気をかけていただいたんです」

 そんなとん平さんの人柄の真骨頂として、城下氏が覚えているのがハワイでのこと。正月をハワイで過ごす芸能人たちを空港で待ち構え、ワイドショーやスポーツ紙記者が直撃取材するのがお馴染みの光景だった頃だという。

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