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二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

二宮も岐路 アイドルの生き方に一石を投じた渋谷の脱退劇

公開日: 更新日:

 この法則に従えば、二宮の結婚の条件はアイドルに代わる別な肩書の確立にある。二宮は昨年秋の主演映画に続き今週から主演ドラマが始まり、夏には映画も公開される。まさに役者・二宮をアピールしている年。これも結婚への準備との見方もできる。「役者」の肩書が「アイドル」を上回れば結婚への見通しも明るくなる。二宮は大きな転換期を迎えている。

 嵐よりデビューは遅いが、二宮より2歳年上の関ジャニ∞渋谷すばる(36)はグループを年内で脱退。音楽活動に専念することを発表した。過去の脱退ではFAXで済ますことが多かったが、今回は他のメンバーも揃って会見。円満をうかがわせる一方で、渋谷の言葉にはアイドルの観念を変えるものがあった。事務所に甘えさせてもらったことを前振りに「この先は自分の責任だけで人生を全うすべく~」という言葉に固い決意を感じた。

 元アイドルから聞いた話を思い出す。

「人気と仕事に追われ将来を考える余裕がないとはいえ、人気がなくなって考えるのでは遅い」

 アイドルは人気という魔物に自分を失いがち。渋谷は“アイドル渋谷”を客観的に見ていたのか、事務所の力でつくられた人気をいったん閉じて残りの人生を自分の力で仕事も人気も取るシフトに切り替えた。新たな形のアイドルからの脱却。渋谷の成否はアイドルの生き方に一石を投じることになる。

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