著者のコラム一覧
桧山珠美コラムニスト

大阪府大阪市生まれ。出版社、編集プロダクションを経て、フリーライターに。現在はTVコラムニストとして、ラジオ・テレビを中心としたコラムを執筆。放送批評誌「GALAC」に「今月のダラクシー賞」を長期連載中。

報道に辟易 なんでもハラスメントのおかしな世の中を憂う

公開日: 更新日:

 そもそもコンプライアンスに厳しいはずの財務省、官公庁をもってしてあの程度のレベルなのだから、巷のオッサンのセクハラ意識など高田純次梅沢富美男並みに低いのでは。

 軽いセクハラはコミュニケーションの潤滑油くらいに思っているのが大半。それを笑って受け流し、母性と包容力を前面に押し出す女性もいて、大上段からの物言いは気恥ずかしいと思う人もいるはず。カトリーヌ・ドヌーブのように、セクハラなどの性暴力を告発するムーブメントは行き過ぎと発言する女性だっている。

「バイキング」(フジテレビ系)で吉本新喜劇の座長でもある小籔千豊が自戒を込めつつ「山Pなら許されても、ブサイクとオッサンと権力者はセクハラに注意」と発言していたが、なるほど、だ。

 正義を振りかざすマスメディアにも辟易。そんなにいい人間ばかりなのか。報道していて自分が恥ずかしくなる人はいないの? 「国民は」と二言目にいう人がいるけれど、どこの国民のこと?この手の報道は庶民感情から離れている面もある。過ぎたるはなお及ばざるがごとし!?

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    さすがチンピラ政党…維新「国保逃れ」脱法スキームが大炎上! 入手した“指南書”に書かれていること

  2. 2

    国民民主党の支持率ダダ下がりが止まらない…ついに野党第4党に転落、共産党にも抜かれそうな気配

  3. 3

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  4. 4

    来秋ドラ1候補の高校BIG3は「全員直メジャー」の可能性…日本プロ野球経由は“遠回り”の認識広がる

  5. 5

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  1. 6

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  2. 7

    小林薫&玉置浩二による唯一無二のハーモニー

  3. 8

    脆弱株価、利上げ報道で急落…これが高市経済無策への市場の反応だ

  4. 9

    「東京電力HD」はいまこそ仕掛けのタイミング 無配でも成長力が期待できる

  5. 10

    日本人選手で初めてサングラスとリストバンドを着用した、陰のファッションリーダー