碓井広義
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碓井広義上智大学教授(メディア文化論)

1955年長野県生まれ。慶應義塾大学法学部政治学科卒業。千葉商科大学大学院政策研究科博士課程修了。博士(政策研究)。81年テレビマンユニオンに参加。以後20年、ドキュメンタリーやドラマの制作を行う。代表作に「人間ドキュメント 夏目雅子物語」など。慶應義塾大学助教授、東京工科大学教授を経て現在、上智大学文学部新聞学科教授。専門は放送を軸としたメディア文化論。著書に「テレビの教科書」ほか。

ユニークな感性 「半分、青い。」永野芽郁のキャラに好感

公開日:

 NHK朝ドラ「半分、青い。」が始まって約1カ月。前作「わろてんか」はストーリー自体が精彩を欠き、モチーフだという吉本せいのこともよくわからなかった。安易な実録路線の結果だが、今回は安心して見ていられる。何より永野芽郁(18)が演じるヒロイン、楡野鈴愛のキャラクターに好感ありだ。

 少女時代に左耳の聴力を亡くした、朝ドラ史上初の「ハンディキャップを持つヒロイン」だが、「私の左耳は面白い。中で小人が踊ってる」と笑顔で語る感性がすてきだ。

 これによって鈴愛は「障害のある女の子」ではなく、「個性的でユニークな女の子」となった。

 鈴愛が生まれたのは1971年。両親(滝藤賢一、松雪泰子)は団塊世代だ。ここまでの物語の中には70~80年代文化が随所に盛り込まれてきた。松田聖子の歌から温水洗浄便座まで、ちょっと懐かしいアイテムが時代を感じさせてくれる。

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