室井滋<下>役者として興味が持てる役が少なくなっている

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「言葉を選ばずにいえば、私自身が見たいと思う作品、そして役者として興味が持てる役どころが少なくなってきていると感じています。高齢化社会といわれるのに、私たちよりも上の世代が抱える悩みや希望を生むようなテーマを描く作り手も減っている。そこには役割分担みたいなものがあって、若者が目を向けてくれたとしても、それはどうしても若者の年配者に対する目線になってしまう。仕方がないかもねと思うんですが、私にできることといえば、自分に与えられた寿命が来るまで、時々の変化をどう楽しんでいくのか、若い頃よりも真剣に向き合うことなのかなって。いろんなことを諦めているようで、諦めていない。もがきながらの人生です」

 規格外女優・室井滋は進化し続ける。 

(おわり)

 (取材・文=小川泰加/日刊ゲンダイ)

▽むろい・しげる 富山県生まれ。早稲田大学在学中に映画「風の歌を聴け」(1981年)でデビュー。映画「居酒屋ゆうれい」(94年)で日本アカデミー賞最優秀助演女優賞ほか複数の映画賞を受賞。ドラマ「やっぱり猫が好き」(88~91年)で一般ファンを増やす。主に映画やドラマで活動する傍ら、エッセーや年30本ほどの「しげちゃん」絵本ライブを開催。現在は主演ドラマ「アイアングランマ2」(NHK・BSプレミアム、日曜22時~)に出演中。

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