著者のコラム一覧
二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

マラソンに賛否両論も…24時間テレビは注目され続けてこそ

公開日: 更新日:

「紅白」と並び今や年に一度の国民的番組になった感もある日テレ恒例の「24時間テレビ」。基本的な番組構成は変わらなくとも、司会者や企画内容を少しずつ変えながら丸40年の長寿番組になった。フルタイムで見る人はいなくても、「これだけは見る」という人もいる名物企画になったのがチャリティーマラソン。とりわけ注目度が年々、増しているのが日本武道館にゴールする時間帯。今年も全体の平均視聴率は15.2%と堂々の2桁を獲得する一方で、最高視聴率を記録したのはお笑いタレント・みやぞんが8時45分ごろにゴールした瞬間だった。視聴率34.7%と驚異的な数字で人気の高さを実証した。

「紅白」における歌手全員で歌う「蛍の光」のフィナーレのように、“24時間”でもランナーを迎えながら名曲「サライ」を歌いながらエンディングとする演出は欠かせないものになっている。

 今年で41回目を迎えた「24時間」の人気企画となったマラソンだが、開始当初は「本当に100キロも走っているの?」「時間通りにゴールインするのは不自然」と疑問視する声もあって追跡する者があれば、メディアもチェックする動きもあった。日テレ側は「警備の問題が出る」との理由から事前にコースを発表することはなく、実態は依然として不明のままだが、番組のメインになったのは事実。マンネリ化を防ぐためか、今年はみやぞんが計161.55キロのトライアスロンに挑戦。追跡する者もいたというが、みやぞんは番組終了前に余裕をもってゴールを果たした。そして、会場を中心に感動の輪が広がり、無事に大団円。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    ビートたけし「俺なんか悪いことばっかりしたけど…」 松本人志&中居正広に語っていた自身の“引き際”

  2. 2

    《もう一度警察に行くしかないのか》若林志穂さん怒り収まらず長渕剛に宣戦布告も識者は“時間の壁”を指摘

  3. 3

    フジテレビに「女優を預けられない」大手プロが出演拒否…中居正広の女性トラブルで“蜜月関係”終わりの動き

  4. 4

    元フジテレビ長谷川豊アナが“おすぎ上納”告白で実名…佐々木恭子アナは災難か自業自得か

  5. 5

    萩原健一(6)美人で細身、しかもボイン…いしだあゆみにはショーケンが好む必須条件が揃っていた

  1. 6

    "家族総出"で話題の長渕剛「桜島ライブ」延期と引退報道…ファンからは《あの問題説明して》と懇願

  2. 7

    橋本環奈『おむすび』はNHK朝ドラ視聴率ワーストほぼ確定…“パワハラ疑惑報道”が致命傷に

  3. 8

    別居から4年…宮沢りえが離婚発表「新たな気持ちで前進」

  4. 9

    中居正広氏は37年で築いた資産喪失の瀬戸際…不動産複数所有で倹約家も「違約金+α」の脅威

  5. 10

    フジテレビ騒動で蒸し返される…“早期退職アナ”佐藤里佳さん苦言《役員の好みで採用》が話題

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  2. 2

    「高額療養費」負担引き上げ、患者の“治療諦め”で医療費2270億円削減…厚労省のトンデモ試算にSNS大炎上

  3. 3

    萩原健一(6)美人で細身、しかもボイン…いしだあゆみにはショーケンが好む必須条件が揃っていた

  4. 4

    おすぎの次はマツコ? 視聴者からは以前から指摘も…「膝に座らされて」フジ元アナ長谷川豊氏の恨み節

  5. 5

    “年収2億円以下”マツコ・デラックスが大女優の事務所に電撃移籍? 事務所社長の“使い込み疑惑”にショック

  1. 6

    歪んだ「NHK愛」を育んだ生い立ち…天下のNHKに就職→自慢のキャリア強制終了で逆恨み

  2. 7

    僕に激昂した闘将・星野監督はトレーナー室のドアを蹴破らんばかりの勢いで入ってきて…

  3. 8

    日本にむしろ逆風…卓球王国中国で相次ぐトップ選手の世界ランキング離脱と進む世代交代

  4. 9

    「(来季の去就は)マコト以外は全員白紙や!」星野監督が全員の前で放った言葉を意気に感じた

  5. 10

    迷走するワークマン…プロ向けに回帰も業界では地位低下、業績回復には厳しい道のり