「いろとりどりの親子」監督が語るベストセラー本の映画化

公開日: 更新日:

 今週17日から公開となる米映画「いろとりどりの親子」(ロングライド配給)は、同性愛者や自閉症、ダウン症、低身長症といった社会が悪いイメージを抱きがちな違いを持つ子と親に迫ったドキュメンタリー作品だ。メガホンを取ったレイチェル・ドレッツィン監督(53)は、24カ国語に翻訳された大ベストセラー「FAR FROM THE TREE」(アンドリュー・ソロモン著)を映画化するにあたり、映像ならではの強みを意識したという。

 原作のタイトルは「The apple never falls far from thetree(リンゴは決して木から遠くには落ちない)」ということわざからもじって名付けられた。いわば「蛙の子は蛙」とは限らない、想像していた子供とは違う子供が生まれてきた親が異なるアイデンティティーを受け入れ、親子で共感をもって困難を乗り越えていく様子を描いたノンフィクション。多くの人々の心を打った作品だ。

 2012年の刊行以来、原作者には30人もの映画監督からアプローチがあった。その中でレイチェル監督が著者の心をつかみ、映画化にこぎつけることができたのは、原作への理解、そして、経験と熱意だったという。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神・梅野がFA流出危機!チーム内外で波紋呼ぶ起用法…優勝M点灯も“蟻の一穴”になりかねないモチベーション低下

  2. 2

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  3. 3

    国民民主党「選挙違反疑惑」女性議員“首切り”カウントダウン…玉木代表ようやく「厳正処分」言及

  4. 4

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  5. 5

    本命は今田美桜、小芝風花、芳根京子でも「ウラ本命」「大穴」は…“清純派女優”戦線の意外な未来予想図

  1. 6

    巨人・戸郷翔征は「新妻」が不振の原因だった? FA加入の甲斐拓也と“別れて”から2連勝

  2. 7

    時効だから言うが…巨人は俺への「必ず1、2位で指名する」の“確約”を反故にした

  3. 8

    石破首相続投の“切り札”か…自民森山幹事長の後任に「小泉進次郎」説が急浮上

  4. 9

    今田美桜「あんぱん」44歳遅咲き俳優の“執事系秘書”にキュン続出! “にゃーにゃーイケオジ”退場にはロスの声も…

  5. 10

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃