桧山珠美
著者のコラム一覧
桧山珠美コラムニスト

大阪府大阪市生まれ。出版社、編集プロダクションを経て、フリーライターに。現在はTVコラムニストとして、ラジオ・テレビを中心としたコラムを執筆。放送批評誌「GALAC」に「今月のダラクシー賞」を長期連載中。

高嶋ちさ子あっぱれ! 忖度コメンテーターを一掃してくれ

公開日: 更新日:

 10月スタートの「ザワつく!一茂良純時々ちさ子の会」(テレビ朝日系)が面白い。

 いまやどんなお笑いコンビより笑いをとる長嶋一茂石原良純コンビと“毒舌”バイオリニストの高嶋ちさ子がレギュラー。数回の特番を経て10月からレギュラー化された。進行はサバンナ高橋茂雄。

 番組の作りはマツコ・デラックスの「月曜から夜ふかし」やら「マツコ&有吉の怒り新党」(今の「かりそめ天国」ではなく)やらに似ているのが若干気になるが、金持ち喧嘩せずで無難なことしか言わなくなったマツコや有吉弘行とは違い、最初からお金持ちの家に生まれたこちらの由緒正しいお坊ちゃま、お嬢ちゃまは失う怖さを知らないのか、忖度なし、言いたい放題なのがいい。

 マツコも有吉も坂上忍も“毒舌”でのし上がったのに、冠番組を手に入れた途端、わかりやすいくらい保身に走り、上の顔色をうかがい、下とも仲よくやろうという感じが見え見え。ワイドショーのコメンテーターなんかもその際たるもので、みんな無難なことしか言わない。街のスナックのママの方がよっぽど過激でタメになるほどだ。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    狙われた大谷の金銭感覚…「カネは両親が管理」「溜まっていく一方」だった無頓着ぶり

    狙われた大谷の金銭感覚…「カネは両親が管理」「溜まっていく一方」だった無頓着ぶり

  2. 2
    米国での評価は急転直下…「ユニコーン」から一夜にして「ピート・ローズ」になった背景

    米国での評価は急転直下…「ユニコーン」から一夜にして「ピート・ローズ」になった背景

  3. 3
    大谷翔平は“女子アナ妻”にしておけば…イチローや松坂大輔の“理にかなった結婚”

    大谷翔平は“女子アナ妻”にしておけば…イチローや松坂大輔の“理にかなった結婚”

  4. 4
    「ただの通訳」水原一平氏がたった3年で約7億円も借金してまでバクチできたワケ

    「ただの通訳」水原一平氏がたった3年で約7億円も借金してまでバクチできたワケ

  5. 5
    水原一平元通訳は稀代の「人たらし」だが…恩知らずで非情な一面も

    水原一平元通訳は稀代の「人たらし」だが…恩知らずで非情な一面も

  1. 6
    新婚ホヤホヤ真美子夫人を直撃、米国生活の根幹揺るがす「水原夫人」の離脱

    新婚ホヤホヤ真美子夫人を直撃、米国生活の根幹揺るがす「水原夫人」の離脱

  2. 7
    違法賭博に関与なら出場停止どころか「永久追放処分」まである

    違法賭博に関与なら出場停止どころか「永久追放処分」まである

  3. 8
    大谷翔平のパブリックイメージを壊した水原一平通訳の罪…小栗旬ら芸能人との交流にも冷たい視線

    大谷翔平のパブリックイメージを壊した水原一平通訳の罪…小栗旬ら芸能人との交流にも冷たい視線

  4. 9
    小室圭さんが窮地の大谷翔平の“救世主”に? 新通訳&弁護士就任にファンが期待

    小室圭さんが窮地の大谷翔平の“救世主”に? 新通訳&弁護士就任にファンが期待

  5. 10
    「白鵬米」プロデュースめぐる告発文書を入手!暴行に土下座強要、金銭まで要求の一部始終

    「白鵬米」プロデュースめぐる告発文書を入手!暴行に土下座強要、金銭まで要求の一部始終