著者のコラム一覧
ラリー遠田お笑い評論家

1979年、愛知県名古屋市生まれ。東大文学部卒。テレビ番組制作会社勤務を経てフリーライターに。現在は、お笑い評論家として取材、執筆、イベント主催、メディア出演。近著に「松本人志とお笑いとテレビ」(中央公論新社)などがある。

現役医師しゅんしゅんクリニックPは高学歴芸人の最終兵器

公開日: 更新日:

 ネタの内容が医療関係者には特に大ウケしていて、医大や看護学校の学園祭に呼ばれることも多い。

 また、ダンスの動きにも妙にキレがあって面白い。大学時代にダンスサークルに所属していて、そのときにやっていたヴォーグというダンスから着想を得たものだ。

 ダンスのうまさを買われて、秋元康がプロデュースする、よしもとタレントのアイドルユニット「吉本坂46」のメンバーにも選ばれている。

 芸人のかたわら、医師としても現役で活動中。週3日のペースで都内のAGAクリニックに勤務している。

 そのため、医師としての収入は常に安定している。「ハングリー精神がない」と芸人仲間から揶揄(やゆ)されることもあるが、医師をやっているからこそできるお笑いのネタもあると胸を張る。

 彼が今後やっていきたいのは、医療情報を分かりやすく一般の人に伝えること。プロが伝える情報はどうしても専門的で難しくなりがちだ。芸人として鍛えられた発信力を生かして、楽しく笑いながら病気や健康について学べるようにしたいという。

 歌って踊れる、ギターも弾ける。さらに高学歴で現役の医師でもある。麻雀でいうと役が重なりまくりの「数え役満芸人」は、あふれる才能を生かしてお笑い界と医学界をつなぐ懸け橋になるかもしれない。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神・梅野がFA流出危機!チーム内外で波紋呼ぶ起用法…優勝M点灯も“蟻の一穴”になりかねないモチベーション低下

  2. 2

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  3. 3

    国民民主党「選挙違反疑惑」女性議員“首切り”カウントダウン…玉木代表ようやく「厳正処分」言及

  4. 4

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  5. 5

    本命は今田美桜、小芝風花、芳根京子でも「ウラ本命」「大穴」は…“清純派女優”戦線の意外な未来予想図

  1. 6

    巨人・戸郷翔征は「新妻」が不振の原因だった? FA加入の甲斐拓也と“別れて”から2連勝

  2. 7

    時効だから言うが…巨人は俺への「必ず1、2位で指名する」の“確約”を反故にした

  3. 8

    石破首相続投の“切り札”か…自民森山幹事長の後任に「小泉進次郎」説が急浮上

  4. 9

    今田美桜「あんぱん」44歳遅咲き俳優の“執事系秘書”にキュン続出! “にゃーにゃーイケオジ”退場にはロスの声も…

  5. 10

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃