長澤まさみ「コンフィデンスマンJP」映画化で月9変わるか

公開日: 更新日:

 平成初期から高視聴率を連発していたフジテレビ系の看板枠“月9”が、そのブランド力を失って久しいが、昨年7月期の「絶対零度」から3期連続で、全話平均視聴率2ケタを確保。今期の「ラジエーションハウス」も今のところ2ケタをキープしている。月9は復調傾向なのか?

「視聴率2ケタでヒット扱いの昨今、最近の月9は1話完結の事件・医療ものに“特化”して2ケタを死守しているという感じですね。この時代、それも戦略のひとつなのでしょう」(エンタメ誌ライター)

 漫画や小説、海外ドラマなど実績のあるもの、リアルタイムでテレビに向かう層が喜ぶ事件・医療の1話完結ものは確かに視聴率が安定し、高視聴率も望める要素だ。

「でも、ずっとその路線は続かないはず」と語るのは、テレビコラムニストの亀井徳明氏だ。亀井氏は「5月17日から劇場公開される『コンフィデンスマンJP』が、令和の“月9”を占うことになります」と話す。

 昨年4月クールの月9「コンフィデンスマンJP」は人気クリエーター・古沢良太氏の脚本で、奇想天外な詐欺を描いた痛快エンターテインメント。天才詐欺師の“ダー子”を演じた長澤まさみ(31)のはじけっぷりが話題になったものの、視聴率は一度も2ケタを超えず、全10話平均で8%台にとどまった。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  3. 3

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  4. 4

    日吉マムシダニに轟いた錦織圭への歓声とタメ息…日本テニス協会はこれを新たな出発点にしてほしい

  5. 5

    巨人正捕手は岸田を筆頭に、甲斐と山瀬が争う構図…ほぼ“出番消失”小林誠司&大城卓三の末路

  1. 6

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  2. 7

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    「ばけばけ」苦戦は佐藤浩市の息子で3世俳優・寛一郎のパンチ力不足が一因