「昭和を知るのは誇り」女優・安達祐実が思う“3つの元号”
■「脇役が向いているかも」
今は肩の力が抜けたというが、きっかけはいつ?
「いろんな制約がなくなったのは24歳で最初の結婚をしてからかな。結婚して、出産してから仕事を楽しめるようになりました。当時は主役を頂いたからには『勝ちにいく』気持ちで臨んでいたこともありましたし、気負っていたところもありましたね。女優もフリーランスの世界ですから、『この仕事がなくなったらどうしよう』という焦りは常に感じていましたし。それが、結婚したことで実生活で自分の居場所ができて、いい意味で執着がなくなりました。一時は『同情するなら金をくれ!』の印象が強すぎて、インタビューでは“子役からの脱皮”をやたら質問されたこともありましたが……そんなことも気にならなくなりましたし。今は主役を引き立てることを考えるのが自由で楽しいです。私、脇役の方が向いているのかも」
令和のビジョンは?
「最近は、雑誌の美容ページやファッションのお仕事をさせていただいて。新しいことに挑戦する楽しさをさらに本業の女優業に生かしつつ、楽しくお芝居できたらなと思っています」
▽あだち・ゆみ 1981年、東京都生まれ。2歳から芸能活動を始め、12歳の時に出演した「家なき子」(日本テレビ系)で国民的子役に。深田恭子主演の「初めて恋をした日に読む話」(TBS系)ではバーのママ役で出演。近年は、いつまでも可愛いアラフォーとして女性誌で注目を集めている。