“アイドルの聖地”にもコロナ禍 秋葉原に響く断末魔の叫び

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■それでも中止できない地下アイドル

 しかしながら、都内で複数の地下アイドルのイベントや撮影会を運営している会社の関係者は、イベントや撮影会を中止せず、お客にマスク着用やスプレーでの消毒をお願いしたうえで継続しているという。その理由をこう語る。

「うちのような小さいところは、公演での物販のあがりや撮影会の参加費などでギリギリのところでやっていますから、やめることができないんです。1公演で集客15人、客単価5000円としても売り上げは10万円にも満たない。そこから会場費やスタッフの給料を支払いますから。でも集客は半分くらいになっていますね。ちなみに今は、握手や体を密着させてのツーショットチェキはお断りしています。撮影会のほうが参加費が高い(1万5000円)ので公演より若干おいしいんですが、そちらも常連客のキャンセルが増えていて大変です。いつまでこうした状態が続くのか……うちにとっては死活問題です」

 秋葉原で複数の“コンセプトカフェ”を展開する経営者にも聞いてみた。


「先月末にテレビで“メイドカフェがピンチ”という企画に協力したら、ごぶさたしていた常連さんに来ていただいて、一時的に回復しました(笑い)。しかしその後は厳しいですね。店の女のコは声優やコスプレーヤーの活動をしているコもいて、そのプロデュースもやっているんですが、3月21日から開催予定だった『AnimeJapan2020』が中止になったのも痛手です。3月の売り上げは半分くらいになってしまうかもしれません」

 メジャー、マイナー問わず、アイドル業界を直撃するコロナ禍。一日も早い終息が待たれるばかりだが――。

(取材・文=平川隆一/日刊ゲンダイ)

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