著者のコラム一覧
桧山珠美コラムニスト

大阪府大阪市生まれ。出版社、編集プロダクションを経て、フリーライターに。現在はTVコラムニストとして、ラジオ・テレビを中心としたコラムを執筆。放送批評誌「GALAC」に「今月のダラクシー賞」を長期連載中。

ナイナイ岡村の深夜のおしゃべりを抹殺?“正義警察”に辟易

公開日: 更新日:

 ラジオの深夜放送「オールナイトニッポン」での岡村隆史の風俗がらみの発言が大炎上した。リスナーの「コロナで風俗に行けない」という悩みに「今は辛抱よ……コロナ明けたら美人さんがお嬢(風俗嬢)やります。なぜかと言えば、短期間でお金を稼がないと苦しいですから。カワイイ子がパッと働き……パッと辞めます。コロナ明けたら3カ月間は『こんな子入ってた?』っていう子たちが絶対、入ってきますから。この3カ月頑張りましょう」とアドバイスしたことが、女性蔑視だ不謹慎だと責め立てられ、正式に謝罪した。

 確かにお下劣だが、「今は辛抱」と答えたのは間違いではない。それよりも「ナイナイ岡村隆史『コロナあけたら美人が風俗嬢に……楽しみ』発言に怒りの声殺到!」などと扇情的な見出しをつけてあおるネットニュース、それに乗せられて「チコちゃん」「麒麟がくる」を降板しろとNHKに抗議までする人たちってどうよ。

 密かに楽しみにしている「丸の内OLオフィスラブ告白」や「新作AVおかず日記」をたまたま目にした人がこんな記事は女性蔑視だと大騒ぎされるようなものと言えばゲンダイ読者にはわかっていただけるのでは。お嬢たちが侮辱されたと怒るのならまだしも……。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  2. 2

    阪神・佐藤輝明にライバル球団は戦々恐々…甲子園でのGG初受賞にこれだけの価値

  3. 3

    FNS歌謡祭“アイドルフェス化”の是非…FRUITS ZIPPER、CANDY TUNE登場も「特別感」はナゼなくなった?

  4. 4

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  5. 5

    新米売れず、ささやかれる年末の米価暴落…コメ卸最大手トップが異例言及の波紋

  1. 6

    兵庫県・斎藤元彦知事らを待ち受ける検察審の壁…嫌疑不十分で不起訴も「一件落着」にはまだ早い

  2. 7

    カズレーザーは埼玉県立熊谷高校、二階堂ふみは都立八潮高校からそれぞれ同志社と慶応に進学

  3. 8

    日本の刑事裁判では被告人の尊厳が守られていない

  4. 9

    1試合で「勝利」と「セーブ」を同時達成 プロ野球でたった1度きり、永遠に破られない怪記録

  5. 10

    加速する「黒字リストラ」…早期・希望退職6年ぶり高水準、人手不足でも関係なし