著者のコラム一覧
桧山珠美コラムニスト

大阪府大阪市生まれ。出版社、編集プロダクションを経て、フリーライターに。現在はTVコラムニストとして、ラジオ・テレビを中心としたコラムを執筆。放送批評誌「GALAC」に「今月のダラクシー賞」を長期連載中。

名曲聴いて納得 歌詞に力がないからヒット曲が誕生しない

公開日: 更新日:

 中島みゆきも、だ。鬼龍院翔による「中島みゆきの失恋ソング」特集でファンクラブにも入っているほど熱烈ファンの鬼龍院がみゆきソングを紹介。関ジャニメンバーも初めて聴くみゆきさんの世界に圧倒され、恋愛体験をポロッとスベらしたほど。「どこにいても」「YOU NEVER NEED ME」「涙 ―Made in tears―」「この世に二人だけ」など5曲を紹介。歌詞を取り上げてレクチャーしたが、どれも歌詞だけでも味わえる歌とわかる。

「関ジャム」はさまざまな歌やアーティストを考察する番組でいつも興味深く見ているが、最近では、なかにし礼作詞の布施明が歌う「愛の6日間」が強烈だった。旅行中の男女の歌なのだが、1日目から5日目まで理由をつけては「お前を抱いてあげない」という歌詞に仰天した。

 歌は世につれ、世は歌につれというが、コロナ禍の今、我々の心を勇気づけるような歌が見当たらない。星とか月とかお花畑の歌はもう結構。いい歌がないから「紅白」が盛り上がらない。気が早いが、「紅白」は「うたコン」みたいに昭和の名曲の過去VTRを流した方がいいのでは。その方が視聴率も取れる!?

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    アッと驚く自公「連立解消」…突っぱねた高市自民も離脱する斉藤公明も勝算なしの結末

  2. 2

    クマが各地で大暴れ、旅ロケ番組がてんてこ舞い…「ポツンと一軒家」も現場はピリピリ

  3. 3

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  4. 4

    安倍元首相銃撃裁判 審理前から山上徹也被告の判決日が決まっている理由

  5. 5

    ドジャース大谷翔平が直面する米国人の「差別的敵愾心」…米野球専門誌はMVPに選ばず

  1. 6

    マツコ・デラックスがSMAP木村拓哉と顔を合わせた千葉県立犢橋高校とは? かつて牧場だった場所に…

  2. 7

    自民党は戦々恐々…公明党「連立離脱」なら次の衆院選で93人が落選危機

  3. 8

    今オフ日本史上最多5人がメジャー挑戦!阪神才木は“藤川監督が後押し”、西武Wエースにヤクルト村上、巨人岡本まで

  4. 9

    万博協会も大阪府も元請けも「詐欺師」…パビリオン工事費未払い被害者が実名告発

  5. 10

    ドジャース佐々木朗希の抑え起用に太鼓判も…上原浩治氏と橋本清氏が口を揃える「不安要素」