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桧山珠美コラムニスト

大阪府大阪市生まれ。出版社、編集プロダクションを経て、フリーライターに。現在はTVコラムニストとして、ラジオ・テレビを中心としたコラムを執筆。放送批評誌「GALAC」に「今月のダラクシー賞」を長期連載中。

コロナ禍でも「声で勝負」ナレーションは別 安定感にホッ

公開日: 更新日:

 新型コロナウイルスの感染拡大防止で、タレントたちのリモート出演画面にもすっかり慣れてきた。「とくダネ!」の小倉智昭など違和感なさ過ぎて自粛解除されても、このままでいいんじゃないの、と思うほど。自宅の様子や飼っているペットなどが映り込んで、タレントたちのプライベートが垣間見えるのもリモートのいいところだ。

 とはいえ、ドラマ制作はストップしたまま。俳優たちもよっぽど暇なのか動画配信に意欲的で、中村倫也などは自宅で料理する姿や、宇多田ヒカルとのインスタLIVEなどユーチューバーもビックリなほど。それがまた結構面白く、新たな才能が開花した感じだ。

 ただ、すっかり暇を持て余している俳優・タレントの中でも声の仕事をしている人たちは別。番組自体は総集編でも新たにナレーションを録音し直すなど忙しそうだ。

 そんなわけで、ナレーションに注目。NHKは俳優を起用することが多く、「サラメシ」の中井貴一、「もふもふモフモフ」の堤真一は登場人物(ワンコやニャンコだけど)によって声色を使い分け、テンションを変えてもはや名人芸。これに「所さん!大変ですよ」の吉田鋼太郎を加え、三大名ナレーション、「ブラタモリ」の草彅剛を入れて四天王としたい。

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